4色印刷と特色の見分け方
印刷業者に依頼をするとき、見積もりが出てきた段階でよくわからないキーワードがありませんか?
弊社でもなるべく分かりやすい見積もり作成を心がけておりますが、冗長な表記を避けるため専門用語を使いがちです。
印刷営業に「これってどういう意味ですか?」と聞いて、その場ではなるほどと理解しても次依頼するのは半年先であったりすると忘れてしまうこともあると思います。
また、印刷物発注の担当を引き継がれた方は、見積もり内容を理解すると前任が残した資料を活用できたりします。(引き継いですぐですと暗号文に見えませんか?)
備忘録として、今回は ”4色” と ”特色” の意味と、見分け方についてご紹介させていただきます。
まず4色、特色とは
ざっくり申しますと、印刷色の数を指します。4色はCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)で、特色は1色で表現します。下記のとおりそれぞれ特徴を書き出しました。
4色 | 特色 | |
色表現 | 異なる色を重ねて表現するので、同時に何色も表現が可能 | 蛍光色や金、銀などの表現が可能 |
構図 | 複雑な構図もOK | 版のズレが起るため、何色も使用する複雑な構図は苦手(機械による) |
見分け方
実はルーペを使えばとても簡単に見分けられます。4色印刷の場合、点描の集まりで色を表現しているのでルーペで見たとき下図のように点が見えます。特色の場合はベタで見てすぐに判別がつくかと思います。