AIDMAじゃないの?!Google提唱の「パルス型」消費理論とは・・・?
Googleが数年前に提唱した「パルス型」消費理論。これまでマーケティングの基本はAIDMA(アイドマ)にあると言われ続けてきました。デジタル社会の到来により、AISAS(アイサス)やステップサイクルなど若干の変化はありますが、基本は、気づき、興味を持ち、記憶し購入する流れが段階的に訪れるという購買行動となっています。
「パルス型消費行動」とは、上記のような従来の「ジャーニー型消費行動」とは区別すべきという考えに基づくものです。
Googleの調査によると、以下3つの消費行動トレンドがあることがわかりました。
・人々は買う瞬間まで知らなかったブランドを買うことに躊躇がない
・人々は店舗やECサイトに行く時点で、どのブランドを買うか決めていない
・人々は暇つぶしにスマホを使って偶然知った商品をその場で買うことに躊躇がない
現代の消費者にとって24時間すべてが買い物のタイミングであり、スマートフォンを操作しながら買いたいと思う商品を発見し、突発的に購買意欲が刺激され、購買意欲が一定以上に達したときに購入するというケースが増えてきています。
次回はもう少し踏み込んだ、パルス型購買意欲が高まるのは具体的にどのような場合なのか、についてご紹介いたします。