社内資料に適している冊子の綴じ方は?
年末から3月末にかけて、毎年社内冊子を発行されている会社様もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は綴じ方のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
綴じ方には種類がある
一口に冊子といっても綴じ方には種類があります。
- 無線綴じ
- 中綴じ
無線綴じとは
書いて字のままですが、針金や紐を使わず糊で製本する手法です。書籍に多く見られます。
メリット
- 見た目が綺麗
- 背表紙があるので見分けがつきやすい
- 針金を使用しないのでケガの恐れがない
デメリット
- 乾燥が必要なため納期がかかる
- 本の根本部分に印字してしまうと見えにくい
- 根本までページを開いて使用を続けるとページがバラバラと分解してしまう恐れがある
中綴じとは
メリット
- ページを開きやすい
- 納期が短い
- 何度も開いても冊子がバラバラになる恐れがない
デメリット
- あまり分厚い冊子には向いていない(ページ中央と外側で端に差ができてしまうため)
- ページが4の倍数でしか指定できない
- 中央ページを開き伸ばす際、手にケガをする場合がある(針金使用のため)
社内資料は書き込み型?それとも見るだけ?
冊子にした後1年を通してチェック項目に記入など、書き込み型であれば背に山ができず書き込み易い中綴じ、もしくは同じく針金を使う平綴じをお勧めしたいです。何度も開き、真ん中をグッと押すと無線綴じの場合「筋押し」をしないと本来くっついていなければならない所までひらいてしまう可能性があるからです。
また、納期に関しても中綴じ・平綴じなど針金を使う場合は綴じる工程のみです。無線綴じは接着・乾燥と、場合によっては筋押しも必要となりますので少なくとも工程は3つです。
見た目にこだわるか、ページ数は多いか、書き込みをするか、原稿が揃ってから冊子を実際に使う日程などケースに応じて選択が必要です。使用者がつかいやすいよう一度ご検討ください。
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