断裁(dansai)ってなんですか?
こんにちは ! 工場長の藪崎です (^_^)
今回は断裁(dansai)についてお届けします🎁
断裁(dansai)って印刷業界以外には馴染みないですよね?
服飾業界では裁断(saidan)って言うみたいですが、違い知っていますか?
断裁(dansai)と裁断(saidan)の違いは?
これが↓This is dansai(断裁)
こっちが↓This is saidan(裁断)
ん~と、わかり易い覚え方は、
下の絵の通り、直線に切るのが断裁(dansai)です。
ちなみに弊社は印刷会社なので、断裁機(dansaiki)を所有しています。
※永井機械製で 20 年ほど愛用しています❤
ちなみに2台あるのですが、そちらは私の入社前からありますので、
30年近いですかね❤
どちらの機械も元気に稼働しています、すごい機械です🎉
断裁(dansai)の仕事って?
印刷会社での主な役割は、紙を切ること!
印刷したもの、はたまた印刷する為の用紙を切ることや、
商品の仕上げ作業の化粧裁ち がメインになります。
※化粧裁ち…人の化粧と同じで用紙の端を切り、側面をきれいにすること
断裁のオペレータは熟練の技術が必要です。
弊社では技術を積んだオペレータのみ担当しています。
切れ味の秘訣、断裁刃(dansaiba)
断裁機は、すごい切れ味です。
こんなに分厚い本も、真っ二つに
今回は、精度無視して豪快に切っています!(笑)
切れ味の秘訣は刃にあります。その名も断裁刃(dansaiba)です。
包丁(houchou)と呼ばれたりします。
サイズ感はこんな↓
側面から見るとこんな↓
※よく見ると『ダイトウ』ネーム入り
包丁(houchou)との別名がある通り、研ぐことができます。
もちろん専門の業者さんに頼んでいます。
研いだ刃は切れ味最高潮です
もし、桃太郎がそんな断裁刃を持っていたら、鬼なんか一撃です⚔
きび団子は動物でなくて、永井機械さんに渡した方が良いですね💡
断裁刃(dansaiba)って刃が長いのです
弊社の断裁機は大、小1台ずつの計2台ありますが、
特に大きい方の刃ですと、刃渡り1m20cmくらいあります
例えるなら…
おそらく、皆さん大好きなビンチョウマグロの50㎏級のサイズ 🎉
まぁ、ビンチョウマグロ言われても、イメージ湧かないですね…
身近なところで例えると…ペットボトル横並び6本(1本約21㎝)
私が好きなもの6本選びました…(*’ω’*)🎉
High カロリーばかり … 😅💦
それにしても、例えがヘタ過ぎですね…
質問コーナー
Q. なぜそんなに長さ必要なの?
💡紙の全紙は長いほうは1Mを超える為、必要です
Q. 丸い穴がポツポツありますがあの穴は何ですか?
💡断裁機に刃を固定するための重要なネジ穴で、激太のボルトネジ🔩を使用します
Q. 長いし、切れ味もすごいので、怖くないですか?
💡機械には安全装置が付いているので大丈夫です
安全装置があるからといって…
怖いっていう意識は扱う上で大切です
弊社では、教える際に怖さも伝えることにより、安全性を高めています
ここで、安全装置の豆知識
断裁する作業時は、両手で機械下部にあるスイッチを押します。
押した状態が維持されると刃が動作するシステムなので、
刃が下りてくる際に手は刃の遠くにあります。
万が一、他の人が手を伸ばそうものなら、センサーにより瞬時に刃が停止します。
以上、安全装置の豆知識
断裁機の精度がすごい!(sugoi)
『精度がすごい(sugoi)』どれだけかっていいますと、
なんと 0.01㎜ 単位の調整が可能です。
0.01㎜にピンと来ないと思いますが、
例えるなら、スマホに貼ってあるフィルムの厚さはおよそ0.15㎜が一般的です。
スマホのフィルムを10枚にスライスする厚みです。
でも実際に用途は違っていて、印刷業界では通称 『トンボ』 と言われる、
断裁する線があります。
その線を切り落とすために0.01㎜の位置修正が出来るということです。
線の太さは0.1㎜、その0.1㎜を真っ二つにします。
これが精度です!
実際、写真撮るよって言って撮影したので、
オペレータは、ど緊張して作業していました😅
今回のようにきれいにトンボで切れると、断裁オペレータは人に見せたがります(笑)
ちなみに逆の場合は…💦💦汗が💦止まらなくなり💦、必至に隠す(笑)💦
もちろん、商品は完璧です…フォロー💦
以上。
断裁(dansai)の紹介でした🎉
最後まで読んでくれて感謝です🎉
また、お会いしましょ~👋